CBC賞で重賞初騎乗となる永島まなみ(撮影・亀井直樹)
デビュー3年目の永島まなみ(20)がCBC賞
アビエルトで初めて重賞に挑む。永島は「うれしい気持ちでいっぱい。結果を出せるように頑張ります」と意気込んだ。
春の福島開催(4月8〜23日)では7勝を挙げ、19年藤田菜七子(秋の新潟)以来、女性2人目の開催リーディングを獲得。活躍の裏側には昨秋から自身の
バレット(鞍の準備などを手伝うサポート役)となった4歳上の姉・みなみさんの存在がある。「父(太郎氏)が園田で騎手をしていた頃、体のメンテナンスなどを間近で見ていて姉は“いつか家族のサポートしたい”と言っていた」。姉は高校卒業後、専門学校に通って鍼灸(しんきゅう)師の免許を取得。妹のサポートに回った。「陰で支えてくれる存在は大きい。よくケンカもするけど仲良し。感謝の気持ちでいっぱいです」と笑みを浮かべる。
相棒は3勝クラスの身で格上挑戦。最終追いは坂路でコンタクトを取り「最後の伸びが良かった。仕上がっている」と手応えを感じている。
《2日連続交流競走Vで弾み》永島まなみは29日、園田8RのJRA交流競走・市川特別で2番人気
パープルグローリー(牝4=高橋康)に騎乗し、逃げ切った。「もまれ弱いので、もまれない競馬をしようと考えていました。しんどい競馬にはなりましたが、最後までしっかり走ってくれました」と好リードで勝利を手繰り寄せ、前日の名古屋に続く2日連続の交流競走Vで週末に弾みをつけた。
◇永島 まなみ(ながしま・まなみ)2002年(平14)10月27日生まれ、兵庫県出身の20歳。21年デビュー。父・太郎氏は園田の元騎手で地方通算2043勝。19年に引退し、翌年に厩舎を開業した。趣味は料理と音楽。アイドルグループ「Snow Man」のファンクラブに入会している。推しは目黒蓮。1メートル60、45キロ。血液型A。