武豊騎手とのコンビで重賞初制覇を目指すドーブネ(今年2月撮影、ユーザー提供:モエロウエクラさん)
“5億円馬”ドーブネ(牡4、栗東・武幸四郎厩舎)が、函館記念(3歳上・GIII・芝2000m)でJRA重賞初制覇を狙う。
ドーブネは父ディープインパクト、母プレミアステップス、母の父フットステップインザサンドの血統。21年の千葉サラブレッドセールで藤田晋氏に4億7010万円(税抜)、税込では5億円を超える超高額で落札された。ここまで11戦4勝。昨年12月の逆瀬川Sを制してオープン昇級を決めると、続く白富士Sが2着。その後も中山記念が3着、メイSが4着、巴賞が2着と好勝負を続けている。ここまでの総獲得賞金は1億円余りなので馬代金回収にはまだまだだが、重賞タイトルは手の届くところにある。
国内のセールで取り引きされた馬に限れば、過去最高額の重賞勝ち馬は19年きさらぎ賞を制したダノンチェイサーの2億5000万円。まずは悲願の初タイトルを獲得し、“史上最高額の重賞ウイナー”の称号を手にしたい。