ルメールを背に併せ馬で力強く伸びたローシャムパーク(左)
「函館記念・G3」(16日、函館)
4戦ぶり2度目の重賞舞台に帰ってきた
ローシャムパークは12日、ルメールを背に函館芝で併せ馬。
ハウゼ(3歳2勝クラス)を4馬身追走する形から、最後は馬体を合わせてフィニッシュした。僚馬を手応えで圧倒し、刻んだタイムは5F64秒5-36秒5-11秒9。初の滞在競馬でも万全の仕上がりを披露した。
ルメールは「コンディションは良さそう。(父が)
ハービンジャーだから重い馬場も走ると思うよ」と好感触を伝える。久々の手綱ながら、コンビ成績は〈2・1・1・0〉と抜群の相性を誇っているだけに「二千はぴったりだし、チャンスだね」と自信をのぞかせた。
前回の重賞挑戦は昨年のセントライト記念。3着に敗れたものの、先着2頭は
ガイアフォース、
アスクビクターモアと世代屈指の実力馬。2馬身半差をつけた4着
セイウンハーデスが先週の七夕賞V。戦ってきた相手を考えれば、重賞級の能力に疑う余地はない。
「いい状態で出走できそう。能力的にタイトルを獲らないといけない馬」と力を込めた田中博師。名牝
エアグルーヴの血を受け継ぐ素質馬が、初見参の北海道で真価を発揮する。