28日、東京競馬場で行われた2R・2歳未勝利(芝1800m)は、田中勝春騎手騎乗の5番人気エアキリヤン(牡2、美浦・伊藤正徳厩舎)が、1番人気オークリーフキッドに1/2馬身差をつけ優勝。この勝利が新種牡馬エアエミネム産駒のJRA初勝利となった。勝ちタイムは1分49秒0(重)。さらに5馬身差の3着には3番人気ショウカクが入った。
勝ったエアキリヤンは、父エアエミネム、母がJRA1勝のエアラグーン(その父サンデーサイレンス)。伯父に00年皐月賞(GI)、00年菊花賞(GI)を制したエアシャカール、従姉に05年秋華賞(GI)を勝ったエアメサイアがいる血統。8日のデビュー戦(東京・芝1600m)はダイワカンパニーの5着に敗れていた。通算成績2戦1勝。
エアエミネムは、父デインヒル、母Kissagram(その父Alysheba)という血統の愛国産馬。現役時代は01年札幌記念(GII)、01年神戸新聞杯(GII)、03年函館記念(GIII)、03年オールカマー(GII)を制し、01年菊花賞(GI)で3着するなど通算17戦8勝(重賞4勝)の成績を残した。
引退後は北海道日高町のブリーダーズスタリオンステーションにて種牡馬入り。初年度は41頭が血統登録され、地方では8月14日の旭川2Rでピーチパールが産駒初勝利を挙げている。