JBCスプリント、大井のフジノウェーブが地方馬初V

2007年10月31日 19:25

 31日、大井競馬場で行われたJBCスプリント(3歳上、交流GI・ダート1200m、1着賞金8000万円)は、御神本訓史騎手騎乗の7番人気(単勝38.1倍){horse=2002102938:フジノウェーブ}(牡5、大井・高橋三郎厩舎)が好位追走から直線で鋭く伸びると、先に抜け出した3番人気プリサイスマシーンをクビ差交わし優勝した。勝ちタイムは1分11秒0(良)。さらにクビ差の3着に4番人気アグネスジェダイが入り、2番人気リミットレスビッドが4着、1番人気メイショウバトラーは8着に終わった。

 勝ったフジノウェーブは、父ブラックタイアフェアー、母インキュラブルロマンティック(その父Stop the Music)。半兄に昨年の富士S(GIII)を勝ったキネティクス(父フォーティナイナー)がいる血統。

 04年9月に笠松でデビューし、7戦2勝の成績で05年10月に現厩舎に移籍。転入後は3連勝後に3連敗したが、昨年5月から、今年の東京シティ盃(南関東G3)、マイルグランプリ(南関東G2)を含む10連勝。さきたま杯(交流GIII)で4着に敗れ連勝がストップし、今回は帝王賞(交流GI)11着以来約4か月ぶりの出走だった。交流重賞は初制覇。通算成績26戦16勝(うちJRA1戦0勝、重賞3勝)。

 なお、JBC(スプリント、クラシック含め)を地方所属馬が制したのは7回目にして初。大井所属馬の交流GI制覇は、コンサートボーイ(97年帝王賞)、オリオンザサンクス(99年ジャパンダートダービー)に続く8年ぶり3頭目。鞍上の御神本訓史騎手、管理する高橋三郎調教師とも、交流GI初勝利となった。

 また、ブラックタイアフェアー(父Miswaki)産駒は日本のGI初制覇。海外ではEvening Attire(ジョッキークラブゴールドC-米G1)などを出している。

※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。

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