◆第77回セントライト記念・G2(9月18日、中山競馬場・芝2200メートル)
春の2冠で皐月賞11着、日本ダービー15着と大敗した
グリューネグリーンに、波乱演出の
サインが出ている。新潟で開催された14年を除く最近10年の当レース連対馬の前走レースをみると、日本ダービー組が4勝2着5回で、2勝2着1回のラジオNIKKEI賞組以下を大きく圧倒。興味深いのは、ダービー経由で連対した9頭のうち半数以上の6頭はダービーで2ケタ着順だった点だ。15年
キタサンブラック(ダービー14着)、18年
ジェネラーレウーノ(16着)、19年
リオンリオン(15着)と、大敗からあっさり巻き返して勝つケースが目立つ。
さらに強調できるポイントが鞍上の田辺だ。18年には前述の
ジェネラーレウーノ、21年には9番人気
アサマノイタズラ(前走ラジオNIKKEI賞12着)と伏兵を1着に導くなど、近5年で2勝2着1回の2年連続連対中。
グリューネグリーンは半兄に同じ舞台の重賞で2勝(13年オールカマー、14年アメリカJCC)を挙げた半兄
ヴェルデグリーンを持つが、この2勝もともに田辺の手綱だった。初コンビだが、激走を後押しするデータはそろっている。