迫るリュウノユキナ(右)を1馬身振り切り東京盃を制したドンフランキー
中央交流短距離重賞「第57回東京盃」が4日、大井競馬場で行われた。単勝1・4倍の圧倒的支持を集めた
ドンフランキーが直線抜け出し優勝、2つ目の重賞タイトルを手にした。
外枠から好スタートを切ると、手綱を押して出ていく内の
ギシギシを見ながら徐々に馬体を合わせていく。3コーナー手前では、内からポジションを上げてきた
ジャスティンと並ぶ形で4コーナーに入っていった。直線で内に進路を取った
ジャスティンとは馬体を離して真ん中に進路を選んだ
フランキー。離れた叩き合いだったが、残り200メートルで前に出ると今度は外から迫った
リュウノユキナには1馬身の差を詰めさせず、そのままゴールに飛び込んだ。掲示された勝ち時計は1分10秒0。11年にスーニがマークしたレコードを0秒1更新していた。
大井競馬場で初めての重賞制覇となった池添は「外から先行する厳しい競馬になったが、4コーナーで沈むように反応してくれたので大丈夫だと思った。まだ4歳。まだまだ底を見せていないし先が楽しみ」と頬を緩めた。「夏も使い詰めだったので(権利を獲った)JBCは使わず休ませるつもり。次走は来年になる」と斉藤崇師。さらなる成長を促して
ビッグタイトルをつかむつもりだ。
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ドンフランキー 父ダイワメジャー 母ウィーミスフランキー(母の父サンリヴァー) 牡4歳 栗東・斉藤崇史厩舎 馬主・早野誠氏 生産者・北海道安平町のノーザン
ファーム 戦績14戦7勝(南関東1戦1勝) 総獲得賞金1億6326万8000円。