差すハッピーアズラリー(左)と逃げ粘るトリフィス(右) (撮影:下野雄規)
7日、東京競馬12Rで行われた3歳上1勝クラス(3歳上・1勝クラス・ダ1400m)は、中団から脚を伸ばしたC.ルメール騎手騎乗の4番人気
ハッピーアズラリー(牝3、栗東・安田翔伍厩舎)が、逃げた10番人気
トリフィス(牝3、栗東・矢作芳人厩舎)に1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分24秒5(良)。
さらに1.1/2馬身差の3着に1番人気
ハッピーロンドン(牡3、美浦・菊沢隆徳厩舎)が入った。なお、2番人気
ノーブルラン(牡3、美浦・尾形和幸厩舎)は12着に、3番人気
サヨノフィールド(牡4、美浦・小笠倫弘厩舎)は4着に終わった。
勝った
ハッピーアズラリーは、父
ラブリーデイ、母エンドレスノット、その父ディープインパクトという血統。叔父に16年の日本ダービー馬
マカヒキ、叔母に15年のCBC賞覇者
ウリウリがいる。未勝利戦で勝ち上がることはできなかったが、1勝クラスに使われて2戦目の今回が初勝利。
また、2着の
トリフィスはここがデビュー戦となった。JRAの1勝クラス以上(新馬/未勝利戦以外)で初出走馬が“連対”したのは、03年の
レディブロンド(1000万下・TVh杯・1着)以来、20年ぶりの記録。経験馬相手に果敢な逃げで粘り込んだ。
1勝クラス戦ながら、未勝利馬と初出走馬が大健闘。4番人気-10番人気での決着となり、波乱を呼び込んだ。