14、15日の東京、京都、新潟を舞台に2歳新馬戦が計10レース行われ、土曜東京5R(芝1800m)では2番手からレースを進めた
イスラボニータ産駒の
ルカランフィーストが追い比べを制してV発進を決めた。レースのラスト2Fは11秒0→11秒0の好ラップ。手綱を取った松山もマイペースで逃げた1番人気馬を競り落とした内容を評価した。
先週の新馬勝ち馬評価一覧
ルカランフィースト(牡、父
イスラボニータ、美浦・鹿戸)
土曜東京5R・芝1800m、松山「スタートが良く、出たなりでリズム良く運べたし、追ってからもいい脚で伸びてくれた。2番手からの競馬だったけど、ためればためた分だけ末脚を使ってくれそうです」(レース評価B、将来性★★★★)
フォーエバーヤング(牡、父
リアルスティール、栗東・矢作)
土曜京都4R・ダート1800m、坂井「キック
バックに馬込み、それに抜け出すところまで、新馬戦としてはいろいろ勉強しながら、そのなかで勝てたのは良かったです。藤田オーナーの馬で初めて勝ててうれしいです」(B、★★★★)
エルサビオ(牡、父
レイデオロ、栗東・中内田)
日曜京都5R・芝1800m、川田「まだいろいろと幼く、外へ流れてしまいながらも、何とか勝ち切ってくれたのはありがたいですね」(C、★★★★)
ワイドラトゥール(牝、父
カリフォルニアクローム、栗東・藤原)
日曜新潟5R・芝1600m牝馬限定、吉田隼「ケイコからいい馬だと感じていました。スタートを出て流れに乗れましたし、直線も思ったとおりに伸びてくれました。順調にいってほしいですね」(B、★★★)
タガノエルピーダ(牝、父
キズナ、栗東・斉藤崇)
土曜京都5R・芝1600m、団野「能力があるのは分かっていた。何回も乗って癖も把握していました。レースが初めての分、1歩目を飛んだりしていたけど、課題らしい課題は見つからなかった。内容は良かったと思う」(B、★★★)
シュークリーム(牝、父
ファインニードル、栗東・西村)
日曜京都4R・芝1200m、松山「スタートも速くて、調教でも素軽い走りを見せていましたが、その通りのレースでした。前半は楽なペースでいけましたし、追ってからも突き放してくれていい走りでした。千二の距離は合っていますし、平たんの京都もこの馬には良かったですね」(B、★★★)
ソンシ(牡、父
ナイトオブサンダー、栗東・中内田)
土曜東京3R・芝1400m、川田「普段見せる性格的な難しさを見せることなく、ちゃんとした競馬をしてくれました。いい併せ馬になりましたし、学びのあるレースになりました」(C、★★★)
ミッキーファイト(牡、父
ドレフォン、美浦・田中博)
日曜東京4R・ダート1600m、津村「返し馬からいい馬だと感じました。体は大きいけど、まだ緩い面があるし、ゲートもびっくりしていいスタートが切れずに後方から。最初の2Fまでは体がはまらず、いい走りができませんでした。それでも、前の馬がふらついたこともありますが、この馬場でよく差し切ってくれました」(C、★★★)
カルツァクライン(牡、父
イスラボニータ、美浦・林)
日曜東京5R・芝1600m、津村「返し馬で難しいところを出していたので、きょうは練習になるかなと思ったけど、スタートを出て3、4角で前について行き、抜け出してからも真っすぐ走ってくれました。初戦としては合格点ですね。上積みはありすよ」(C、★★★)
トニーテソーロ(牡、父ヘニーヒューズ、美浦・畠山)
土曜新潟5R・ダート1200m、原「スタートから抜群で、センスだけで押し切ってくれました。ウッドが苦手なのか、ケイコの時計は詰められていませんでしたが、返し馬から感触が良くて、力を出せれば勝てると思っていました。まだ成長の余地もありますし、楽しみです」(C、★★)
(レース評価は馬サブロースタッフによるS、A、B、C、Dの5段階。将来性評価は★5が最高)