昨夏の新馬以来の2勝目を目指すダノントルネード(写真左、撮影:下野雄規)
リバティアイランドで秋華賞を制した中内田充正厩舎が、菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)の
ダノントルネード(牡3、栗東・中内田充正厩舎)で2週連続のJRA・GI制覇を狙う。
中内田厩舎はこれまでにJRA重賞を37勝。今年は2カ月以上を残しながら、19年の8勝に次ぐ7勝を挙げている。過去に2週連続のJRA重賞制覇は19年チューリップ賞・
ダノンファンタジー→金鯱賞・
ダノンプレミアム、20年朝日杯FS・
グレナディアガーズ→阪神C・
ダノンファンタジーの2回。2週連続のJRA・GI制覇はまだない。
偉業に向けて、菊花賞には
ダノントルネードを送り込む。21年セレクトセール1歳で1億6500万円(税抜)の値が付いたハーツクライ産駒。未だ1勝馬ではあるが、前々走の京都新聞杯では
サトノグランツからクビ差の2着だった。前走の日本海Sの8着が物足りないが、この一戦を度外視すれば連対率100%。上位に食い込んでも何ら不思議ない。
全国リーディング2位の絶好調厩舎が、初となる牡馬のクラシックタイトルを獲得するか。低評価を覆しての金星を期待したい。