昨年のジャパンCを制したヴェラアズールとR.ムーア騎手(撮影:下野雄規)
昨年のジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)覇者
ヴェラアズール(牡6、栗東・渡辺薫彦厩舎)が、史上2頭目となる連覇を狙う。
ヴェラアズールは父
エイシンフラッシュ、母ヴェラブランカ、母の父クロフネという血統。母のきょうだいには
トールポピー、
アヴェンチュラ、フサイチホウオーなどの活躍馬がいる。デビューからダート路線を歩んできたが、昨春から芝に転向。するとトントン拍子で出世の階段を駆け上がり、京都大賞典で初の重賞タイトルを獲得。続く昨年の
ジャパンCで、GI初挑戦初制覇を果たしたのである。
今年の
ジャパンCはハイレベルなメンバー構成だが、鞍上に昨年と同じR.ムーア騎手を確保できたのは大きなプラスだ。世界の名手との再タッグで、
ジェンティルドンナに続く史上2頭目の連覇なるか。ディフェンディングチャンピオンによる意地の走りを期待したい。
※記事掲載後、
ヴェラアズールの鞍上がH.ドイル騎手に変更となりました。