【阪神C展望】激走条件そろったエエヤンに期待

2023年12月19日 06:00

阪神Cに出走予定のエエヤン(撮影:下野雄規)

 西日本では一年で最後のJRA重賞。マイルとスプリント、それぞれの路線から有力馬が集まり毎年レベルの高いレースとなるが、過去10回で1番人気の連対は19年のグランアレグリアと昨年のダイアトニックしかなく、中々すんなりとは決まらない。2桁人気も多く馬券に絡んでいる。

1.重賞実績は必須

 過去10回の勝ち馬のうち、それまで重賞未勝利だった馬はゼロ。実績馬に比較的有利な定量戦であり、既成勢力の壁は高い。16年は昇級初戦のグランシルクが3番人気で7着、17年は条件戦を4連勝して挑んだモズアスコットが1番人気に支持されたが4着に敗れた。

2.前走馬券圏外の馬に妙味

 過去10回の勝ち馬で前走からの連勝を果たしたのは2頭のみ。他の8頭中7頭は前走4着以下からの巻き返しだった。過去の勝ち馬には、前走13着から一変したグレナディアガーズ、前走10着から巻き返したリアルインパクトなどもおり、実績があれば前走の結果はそこまで気にしなくて良さそう。

3.距離短縮組優勢

 過去10回で、距離短縮組は[6-5-7-50]で連対率16.2%、複勝率26.5%なのに対し、前走も1400mだった馬は[2-1-2-44]で連対率6.1%、複勝率10.2%、距離延長組は[2-4-1-48]で連対率10.9%、複勝率12.7%。

 エエヤンは春シーズンにニュージーランドTで重賞制覇。秋は毎日王冠から始動し8着、マイルCSに駒を進めたが10着と振るわなかった。しかし、大きく負けてはおらず、今回が距離短縮で力の要る阪神コースなら変わり身も十分。狙いたい。

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