15日、中京11R・愛知杯(GIII、芝2000m)でC.ルメール騎手騎乗のディアデラノビア(牝5、栗東・角居勝彦厩舎)が優勝。この勝利がサンデーサイレンス産駒のJRA重賞300勝目(うちGI・70勝)となった。これは史上初の記録で、2位はヒンドスタンの113勝となっている。
サンデーサイレンス(1986年生)は父Halo、母Wishing Well(その父Understanding)という血統の米国産馬。90年に輸入され、翌91年から日本で種牡馬としてのスタートを切った。初年度からフジキセキやジェニュイン、タヤスツヨシ、ダンスパートナーといった活躍馬を輩出し、95年以来12年連続でリーディングサイヤーに輝いている。また03年にはスティルインラブが牝馬三冠を達成。05年にはディープインパクトが無敗の三冠馬に輝き、この他にもダンスインザダーク、サイレンススズカ、スペシャルウィーク、アグネスタキオン、ゼンノロブロイなど、これまでに41頭のJRA・GI馬を送り出している。なお、サンデーサイレンスは02年8月19日に蹄葉炎のため死亡。現4歳世代が最後の産駒となる。