紅梅Sを勝ったワイドラトゥールと北村友一騎手(右から3人目)ら
1月13日の京都10R・紅梅S(3歳オープン・リステッド、牝馬限定、芝1400メートル=9頭立て)は単勝2番人気の
ワイドラトゥール(栗東・藤原英昭厩舎、父
カリフォルニアクローム)が直線で力強く伸び、オープン入りを決めた。勝ち時計は1分23秒4(良)。
発馬でダッシュがつかず、道中は後方からの追走。しかし、大外へ持ち出された直線では追うごとに力強さを増すフォームで上がり3ハロン最速の34秒5を繰り出し、最後は1馬身差をつける完勝だった。
騎乗した北村友一騎手は「前走も出遅れましたし、ゲートの駐立は悪かった。それでも前走より落ち着いていました。出遅れた中でもリズムよく運べましたし、しまいはいい脚を使えると思っていました。走る馬だなと思いました」と振り返った。
管理する藤原英昭調教師は母で2009年フ
ローラS2着などがある
ワイドサファイアも手がけていた。「いい子を出すと思っていました」と笑顔を浮かべた後、「大きいところを狙わないといけない。今後に向けて、ここで勝てたことは大きい。(次走は)桜花賞(4月7日、阪神競馬場・芝1600メートル)を逆算しながら考えたい」と表情を引き締めていた。