【新馬戦総括】先週はS評価こそなかったが、味のあるレースぶりでA評価を付けられる新馬が多かった。
 不利な体勢からゴール前で差し切ったのが
ヒラボクミニー。スタートで立ち遅れながらダッシュ力を利かせて4、5番手に取りつくと、粘る
ニシノオンリーワンをインから首差捉えた。2度の除外で十分に仕上がっていたとはいえ、牝馬らしい一瞬の切れ味と競走センスが際立っていた。
 ダート戦では単勝1.5倍の断然人気に応えた
ディスタントスカイ。4番手追走も向正面でステッキが入るほど行きっぷりが悪い。集中力を欠いた走りだったが、それでも直線だけで1馬身1/4突き抜けた。
 G12勝馬
ビリーヴ(スプリンターズS、高松宮記念)の孫に当たる米国産馬。競馬を覚えてくれば上のクラスでも通用する素質を持っている。