冬の中山に実績があるラーグルフ(昨年2月撮影、ユーザー提供:モーリスさいつよさん)
23年中山金杯覇者の
ラーグルフ(牡5、美浦・宗像義忠厩舎)が、アメリカジョッキークラブカップ(4歳上・GII・芝2200m)で重賞2勝目を狙う。
ラーグルフは父
モーリス、母アバンドーネ、母の父ファルブラヴという血統。曾祖母の
ロスマリヌスは2歳時に2戦2勝で引退した幻の桜花賞馬。その半弟ノーリーズンは02年の皐月賞覇者。同じく
グレイトジャーニーは04年のシンザン記念、06年のダービー卿CTを制している。
ここまで13戦5勝。とりわけ中山で強く、2歳時には芙蓉Sを制しホープフルSで3着。4歳時には中山金杯を制し、中山記念では
ヒシイグアスから3/4馬身差の2着に食い込んでいる。
シュネルマイスターや
スタニングローズに先着した実績は胸を張れるものだ。
今回は昨夏の札幌記念以来の実戦だが、3.4か月程度の休み明けでも勝ち星を挙げており鉄砲駆けするタイプ。AJCCでも十分に力を発揮してくれそうだ。