【東西ドキュメント・美浦＝1日】1月7日の中山2Rで古傷を再発させ、骨折休養していた永野猛蔵(21)が今週から復帰する。

　22年2月に右鎖骨を骨折、さらに同年7月には左鎖骨を骨折した。患部にはプレートが入っていたが昨年11月に除去手術を行い、12月には現場復帰していた。「トレーニングをやっていて、力が入らないなとは思っていました。年明けから乗っていて違和感はありましたが、まさかレース中に折れるとは」と振り返った。

　手術を行い、患部には再びプレートが入っている。「痛みはなくなりました。もうケガはしたくない。昨年は思ったように勝てなかった。重賞制覇もできなかったですし、今年こそは重賞を勝ちたいと思っています」と“出遅れ”をカバーする活躍を誓った。今週は東京で8鞍に騎乗。土曜12Rのタマモロックは楽しみな一頭。「左回りの方が乗りやすい。勝っている舞台ですし期待しています」と永野。レースぶりを注目したいと思った鈴木智だった。