◆第61回福島記念・G3(11月22日、福島・芝2000メートル、良)
3歳から9歳の各世代による16頭立てで争われたハンデ重賞で、1番人気でトップハンデタイ58・5キロ、アレクシ・プーシャン騎手騎乗の
エコロヴァルツ(牡4歳、栗東・牧浦充徳厩舎、父ブラックタイド)は直線追い込むも、2着に終わった。
23年の朝日杯FS2着馬は、24年セントライト記念3着、25年中山記念2着のほか、G1でも今年の大阪杯4着があるなど上位争いしていたが、またしてもタイトルには届かなかった。今秋、短期免許で来日した、フランスで活躍する25歳のプーシャン騎手も、初のJRA重賞獲得を、あと一歩のところで逃した。
勝ったのは2番人気でハンデ54キロ、津村明秀騎手騎乗の
ニシノティアモ(牝4歳、美浦・上原佑紀厩舎、父
ドゥラメンテ)で、勝ち時計は、1分59秒9。3着は7番人気の
パレハ(鮫島克駿騎手)だった。
アレクシ・プーシャン騎手(
エコロヴァルツ=2着)「リズム良く運べたが、ペースが流れなかった。一生懸命走っているが、ハンデ差もあった。コーナーで
バランスを取りづらいところがあったので、広いコースの方がよさそう」
鮫島克駿騎手(
パレハ=3着)「具合は非常に良かったですね。スローペースでも折りあえるのが強み。それで最後の脚を使えましたし、今までにないレースができました。力をつけていますね」
和田勇介調教師(
アラタ=4着)「斤量ですね。レースは完璧でした。それくらいしか敗因がみつかりません」
古川吉洋騎手(
シリウスコルト=5着)「ペースが遅すぎた。1コーナーで2、3番手の馬が引いてきて流れが悪くなった。でもそこからまた頑張ってくれました」
戸崎圭太騎手(
クリスマスパレード=6着)「スタートを出てくれてイメージ通り走れましたが、乗り味はいいのですが、グッと沈まないというか、踏ん張りが利かないかんじでした」
石川裕紀人騎手(
リフレーミング=8着)「具合の良さは感じましたが、ペースが流れなかったので」
酒井学騎手(
クリノメイ=9着)「ペースが遅くてスペースがなく、何もできなかった」
三浦皇成騎手(
バビット=12着)「やりたい競馬はできました。使ってもっと良くなりそうです」
松若風馬騎手(
イングランドアイズ=15着)「返し馬でイライラしていて、レースでは前進気勢がありませんでした」
佐々木大輔騎手(
アンリーロード=16着)「3コーナーで他馬にぶつけられて歩様が乱れて追えませんでした」