クラシックの登竜門「第64回きさらぎ賞」は4年ぶりに舞台を京都に移して争われる。今年は新馬、野路菊Sを連勝したヴェロキラプトルが唯一の2勝馬。実績面で飛び抜けた存在はおらず、素質重視で予想を組み立てたい。

　新馬戦の勝ちっぷりに大物感を漂わせたビザンチンドリームに◎を託す。その初戦はスタートが決まらず後方を追走。道中も若さを見せながら運んでいたが、直線でエンジンがかかると抜群の瞬発力を発揮した。逃げ、先行馬が上位を占める展開の中、4角8番手から上がり3F最速33秒9。ラスト3F11秒7→11秒5→11秒3の加速ラップで3馬身突き放したレースぶりは圧巻だった。前走後は放牧へ。心身ともにリフレッシュして栗東へ帰厩した。1月24日に初コンビを組むピーヒュレクを背にCWコースで7F99秒6〜1F11秒9としっかりと息をつくり、万全の態勢を整えた。キャリア2戦目での重賞初制覇の期待が高まる。馬連(12)→(2)(4)(8)(9)(10)。