5日、中山競馬場で行われた中山金杯(4歳上、GIII・芝2000m)は、川田将雅騎手騎乗の3番人気{horse=2002103091:アドマイヤフジ}(牡6、栗東・橋田満厩舎)が、道中は好位追走から直線で抜け出すと、2番人気エアシェイディに1.3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分00秒7(良)。さらにアタマ差の3着に9番人気メイショウレガーロが入り、中団でレースを進めた1番人気サイレントプライドは6着に終わっている。
勝ったアドマイヤフジは、父アドマイヤベガ、母は97年ステイヤーズS(GII)2着がありJRA・7勝を挙げたアドマイヤラピス(その父Be My Guest)という血統。同厩の半兄に03年全日本2歳優駿(交流GI)を制したアドマイヤホープ(牡7、父フォーティナイナー)、牝系に96年日本ダービー(GI)を勝ったフサイチコンコルドがいる。
04年7月の新馬戦でデビュー勝ち。05年若葉S(OP)を制してクラシック路線に乗り、皐月賞(GI)5着、日本ダービー(GI)4着、菊花賞(GI)6着と堅実な走りを見せた。06年日経新春杯(GII)で重賞初制覇。その後、骨折により休養を余儀なくされ、復帰後は07年目黒記念(GII)3着、宝塚記念(GI)4着など重賞戦線で好走するも勝ち切れないレースが続いていた。前走は鳴尾記念(GIII)に出走して3着だった。通算成績21戦5勝(重賞2勝)。
鞍上の川田将雅騎手はキャプテントゥーレで制した昨年のデイリー杯2歳S(GII)以来となるJRA重賞制覇で通算6勝目。管理する橋田満調教師はスズカフェニックスで制した昨年の阪神C(GII)に続くJRA重賞制覇で、通算45勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。