復活の重賞7勝目を目指すメイケイエール(22年5月撮影、ユーザー提供:OGA46さん)
人気も実力も超一流の
メイケイエール(牝6、栗東・武英智厩舎)が、京都牝馬ステークス(4歳上・GIII・芝1400m)で重賞7勝目を狙う。
メイケイエールは父
ミッキーアイル、母シロインジャー、母の父
ハービンジャーの血統。祖母の
ユキチャンは白毛馬として史上初めて重賞を制したアイドル。近親には
ソダシや
ママコチャ、
ハヤヤッコなどの活躍馬が並ぶ。ここまで18戦7勝。20年に小倉2歳SとファンタジーS、21年にチューリップ賞、22年に
シルクロードS、京王杯SC、
セントウルSを制覇。実力はもちろん、その個性的な走りも相まって、人気が沸騰し異例の写真集を発売もあった。ただ近6戦は元気なく、馬券圏外に終わっている。
明けて6歳。しのぎを削った同期の牝馬の多くは引退した。近走内容から衰えを指摘する声もある。とはいえ、実際はどうだろうか。調教では相変わらず好時計をマーク。振り返れば昨秋のスプリンターズSは0秒4差の5着。続く前走のBCフィリー&メアス
プリントは初ダートが堪えて最下位の9着に大敗したが、この一戦で見限るのは早計ではないか。再び芝に戻る今回、巻き返しがあっても何ら不思議ない。
ここで1年5カ月ぶりのタイトルを手にするとともに、復活をアピールできるか。大目標となる3月の高松宮記念に向けて、何としても結果がほしい一戦となる。