現地時間9日、世界最多勝記録を持つJ.リカルド騎手(46)がアルゼンチン・ブエノスアイレスのサンイシドロ競馬場で行われた11R・エグジミア賞(ダート1100m)をMembresia(牝3)で優勝。史上初の10000勝を達成した。
ホルヘ・リカルド Jorge Ricardo騎手は61年9月30日、ブラジル生まれ。76年にデビューし、92年/93年シーズンには477勝を挙げるなど、長きに渡りブラジルのトップジョッキーとして活躍。06年6月に拠点をアルゼンチンに移していた。昨年2月5日には9591勝目を挙げてアメリカのR.ベイズ騎手(49)の持つ世界最多勝記録を更新。その後もベイズ騎手(9日現在9973勝)との最多勝争いを演じ、この日は9鞍に騎乗して5勝を挙げる活躍での記録達成となった。
なお、日本における騎手の最多勝利記録は、地方競馬では佐々木竹見元騎手の7151勝(他にJRA2勝)、JRAでは武豊騎手の3028勝(他に海外104勝、地方133勝)となっている。