コラソンビートに注目したい。逃げ、差し自在のレースぶりは魅力。ここでも好勝負が可能だ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■3/4(日)　フィリーズレビュー(3歳・牝・GII・阪神芝1400m)

　コラソンビート(牝3、美浦・加藤士津八厩舎)はキャリア5戦で3勝3着2回。3着は前走のGIと素質馬揃いの新馬戦だから酌量の余地がある。まだ粗削りで完成途上ながら、この安定した成績とポテンシャルは高い。折り合い面を考えれば距離短縮も好材料だ。鞍上は横山武史騎手。

　バウンシーステップ(牝3、栗東・高橋亮厩舎)の母バウンシーチューンは早い時期から活躍し、3歳の春に重賞を勝利。この馬もその血統を受け継いでいる。ゲートの出がネックではあるが、その分、脚が溜まり末脚の爆発力が持ち味。同舞台で勝利しているようにコース替わりは魅力。鞍上は菱田裕二騎手。

　その他、初めての1400mが鍵だが、レースセンス抜群のエトヴプレ(牝3、栗東・藤岡健一厩舎)、GIの阪神JFでもスピード負けしなかったカルチャーデイ(牝3、栗東、四位洋文厩舎)、距離で失速した前走だが、その後朝日杯FSを勝ったジャンタルマンタルと0.7秒差と大きく負けなかったジューンブレア(牝3、栗東・武英智厩舎)、ここ２戦、重賞で善戦してきたシカゴスティング(牝3、栗東・庄野靖志厩舎)などが春のGI戦線に向けて虎視眈々。発走は15時35分。