米・ニューヨーク州のシュガーメイプルファームに繋養されているエーピージェット(牡19)が、種牡馬を引退。同場で余生を送ることがわかった。
エーピージェットは、父Fappiano、母Taminette(その父In Reality)という血統の米国産馬。全姉にスピナウェイS(米G1)など重賞8勝のタピアノ Tappiano、従兄にGone West(種牡馬)、叔父にKnown Fact(種牡馬)などがいる。
91年9月に美浦・元石孝昭厩舎からデビューし、同年の朝日杯3歳S(GI)ではミホノブルボンの3着に好走。翌年の京成杯(GIII・芝1600m)で重賞初制覇を果たし、その後も重賞戦線で活躍。通算36戦4勝(重賞1勝)の成績を残した。
現役引退後、97年から米国で種牡馬入り。05年ゴーサムS(米G3)2着のGalloping Grocerなどを出し、同年のニューヨーク州リーディングサイアーに輝いている。06年4月の放牧中、隣に放牧されていた種牡馬Gold Tokenと格闘し、瀕死の重傷(Gold Tokenは木に激突し死亡)を負っていた。