◇米G1・プリークネスS(2024年5月18日 ピムリコ・ダート1900メートル)
 米クラシック3冠の第2ラウンド「第149回プリークネスS」は18日、メリーランド州
ボルティモアのピムリコ競馬場で8頭で争われ、5番ゲートから先手を奪った6番人気
シーズザグレイ(牡3=D・W・
ルーカス、父
アロゲート)が2馬身1/4差で逃げ切りV。重馬場で勝ち時計は1分56秒82。ケンタッキーダービー馬
ミスティックダンは2着に敗れ、2冠制覇はならなかった。 
シーズザグレイはケンタッキーダービー出走馬選定シリーズで
ジェフルビーS3着、ブルーグラスS7着に敗れ、ポイント不足のため本番の出走がかなわず。ケンタッキーダービー当日に
チャーチルダウンズのG2・パットデイマイルSを制し、弾みをつけてここへ。中1週でG1をものにした。
 88歳の殿堂入りトレーナー、ダレル・ウェイン・
ルーカス師は80年コーデックス、85年タンクスプロスペクト、94年タバスコキャット、95年ティンバーカントリー、99年カリズマティック、13年
オックスボウに続くプリークネスS7勝目。 
プエルトリコ出身で22年にデビューした鞍上ハイメ・
トーレス(25)は前走パットデイマイルSに続く2度目の重賞制覇でクラシック初勝利となった。3冠最終戦のベルモントS(サラトガ、ダート2000メートル)は6月8日に組まれている。