シルバーレインの母ノームコア=19年ヴィクトリアM制覇時
競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
先週から始まった新馬戦。1日の東京芝1600mを制したのは
ウィンターベル(牡、木村)。バゴ産駒で距離が延びて良さそうな血統ですが、完成度が求められるこの時期のマイル戦を見事に勝利しました。次走は未定。
毎年ハイレベルな組み合わせになる2日の牝馬限定の東京芝1600mは
ミリオンローズ(牝、萩原)が勝利。
ボンドガールが勝った昨年と比べると極端にラストに寄った競馬になったので、全体的なレベルは様子を見ながら判断したいですが、稍重でラスト2F11秒0-11秒1は優秀ですね。強いのは間違いないと思います。今年もこの新馬戦でPOG馬が勝利を収めることができてホッとしています。次走はいくつか選択肢があるようですが、まだ未定。
2日の東京芝1400mを勝ったのは
スターウェーブ(牡、武井)。むっちりした体つきで、いかにもマイル以下が主戦場に映りますが、内容は優秀ですね。次走は新潟2歳S(8月25日・新潟、芝1600m)を視野に入れるとのこと。
シルバーレイン(牡、萩原、父
エピファネイア、母ノームコア)は順調に攻め馬を消化。15日の東京芝1600mにルメールでデビューとなりました。期待したいところです。同レースには
ヴァルキリーバース(牝、田中博、父
エピファネイア、母グロリアーナ)も予定しています。
プリティディーヴァ(牝、田中博、父
キングマン、母アシュランス)は美浦Wで好時計を連発。今週も6F82秒3-37秒3-11秒4と優秀ですね。16日の東京芝1400mをルメールで予定。
ソングラインや
アスコリピチェーノがデビューした新馬戦ですし、楽しみです。(馬サブロー美浦支局・木村)