8日、阪神競馬場で行われたチューリップ賞(3歳牝、GIII・芝1600m)は、藤岡佑介騎手騎乗の5番人気
エアパスカル(牝3、栗東・池江泰寿厩舎)が、好スタートから先頭に立ち主導権を握ると、直線に向いてもしぶとく粘り、1番人気
トールポピーの猛追をハナ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分35秒8(良)。さらにハナ差の3着には後方から差を詰めた2番人気
オディールが入った。なお、上位3頭には、4月13日に阪神競馬場で行われる桜花賞(GI)への優先出走権が与えられる。
勝った
エアパスカルは、父ウォーエンブレム、母ラフィカ(その父サンデーサイレンス)という血統。伯父に99年セントライト記念(GII)を勝ったブラックタキシードがいる。05年セレクトセール当歳にて2900万円(税抜)で落札されていた。昨年9月のデビューから3戦目で初勝利を挙げ、その後は紅梅S(OP)2着、雪のためダート変更となった前走のこぶし賞(500万下)は13着に敗れていた。通算成績6戦2勝(重賞1勝)。
鞍上の藤岡佑介騎手はハイアーゲームで制した昨年の鳴尾記念(GIII)以来のJRA重賞制覇で、通算9勝目。管理する池江泰寿調教師は
ドリームジャーニーで制した昨年の神戸新聞杯(GII)以来のJRA重賞制覇で、通算では4勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。