9日、阪神競馬場で行われた仁川S(4歳上OP、ダート2000m)は、吉田隼人騎手騎乗の1番人気フィフティーワナー(セン6、栗東・安田隆行厩舎)が、道中3番手追走から直線で抜け出し、5番人気ドンクールに1.1/2馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは2分05秒1(良)。さらに1馬身差の3着には2番人気ブラックランナーが入った。
勝ったフィフティーワナーは、父Fusaichi Pegasus、母Heraklia(その父Irish River)という血統の米国産馬。叔父に01年セントライト記念(GII)を勝ったシンコウカリドがいる。05年7月のデビューから2戦目で初勝利を挙げると、重賞初制覇となった06年アンタレスS(GIII)まで5連勝。その後休養に入り、約1年9か月ぶりのレースとなった前走の白富士S(OP)は14着だった。通算成績8戦6勝(重賞1勝)。