【帝王賞】レース史上5頭目&21年ぶりの快挙へ グランブリッジが牡馬撃破だ

2024年06月25日 18:10

グランブリッジ(撮影:高橋正和)

 大井競馬場で6月26日(水)に行われる帝王賞(4歳上・JpnI・ダ2000m)。上半期のダート王者を決する一戦で、グランブリッジ(牝5、栗東・新谷功一厩舎)がレース史上5頭目かつ、21年ぶりの牝馬戴冠を狙う。

 同馬は父シニスターミニスター、母ディレットリーチェ、母の父ダイワメジャーの血統。4代母に82年エリザベス女王杯を制したビクトリアクラウン、祖母に06年のフローラS2着馬ブロンコーネがいる。

 21年9月に中京競馬場でデビュー。翌年1月、3戦目にして初白星を挙げると、同年4月の1勝クラスから、関東オークス、ブリーダーズGCと3連勝を飾る。秋にはJBCレディスクラシック、クイーン賞で連続2着となり、牝馬ダートグレード路線には欠かせない存在となった。

 その後も23年のTCK女王盃、エンプレス杯とタイトルを積み上げ、近走は牡馬混合重賞にも参戦。昨年暮れの名古屋グランプリで2着だっただけでなく、前々走の川崎記念でも2着とJpnIでも気を吐いている。通算成績は18戦6勝(うち重賞4勝)。

 これまで帝王賞を勝った牝馬は4頭いる。82年コーナンルビーは羽田盃を勝った南関東の名馬で、96年ホクトベガは交流重賞10連勝を飾った砂の最強馬。00年ファストフレンドは長きに渡り活躍し重賞9勝、03年ネームヴァリューは地方移籍で開花した船橋を代表する一頭である。いずれもダートでは名の知れた名牝ばかりだ。

 グランブリッジが勝利すれば、21年ぶりの牝馬戴冠。川崎記念で2着があるように、牡馬相手でも力関係はまったく見劣らない。この一年は重賞で2着5回と惜しい競馬が続いているが、上半期の大一番でうっ憤を晴らしたい。

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