昨年同様、現地時間14日からマカオでの短期騎乗を開始した内田利雄騎手(46)が、遠征初日の1鞍目で惜しい2着に敗れると、すぐさま次の2鞍目で早くも1勝目を挙げ、幸先のいい遠征のスタートを切った。
【初日のコメント】
「昨年に続いての参戦だったので、気分的には前回のマカオ遠征より余裕はありました。ただ、実は今回体重が増えちゃいまして、今日(レース当日)の朝から慌てて落としたんです。しんどい思いをしましたが早い段階で1勝目ができてよかったです」
さらに翌日(15日)開催された2日目の騎乗でも最終レースで勝利し、今遠征2勝目を挙げた。残念ながら重賞のディレクターズCでは6着に敗れたが、4コーナーから直線にかけて大外から先頭に立つなどして大きな見せ場を作り、現地の関係者をうならせた。
【2日目のコメント】
「重賞は人気薄で、ちょっと馬の能力も足りないかな、と思ったのですが、見せ場はかなり作れたと思うので満足しています。勝った最終レースはうまくいきましたね。人気もなかったようで、本命を買っていたら皆さんすいません(笑)。今回の遠征の目標は、1戦1戦大事に乗って、去年以上の成績を残したいですね。まず、その前には3勝目が今のところ最大の目標です。皆さんもぜひマカオに来て応援してください」
同騎手は5月24日までの短期免許を取得しており、これで今回の遠征での成績は10戦2勝[2-1-0-7]となった。15日の成績は以下の通り。
◆15日
・1R(芝1000m)
Smytzer's Shuffle 13着
・3R(芝1200m)
Pure Satisfaction 12着
・5R(芝1400m)
Fly Fly Fly 4着
・7R(芝1800m)
Red Pants 4着
・9R(芝1500m)
Hong Kong Power 6着
・15R(芝1000m)
The Lucky King 1着