7月13日の小倉5R・2歳新馬(芝1800メートル＝7頭立て、牝馬限定)は、中団から運んだ4番人気のマジカルフェアリー(牝2歳、栗東・寺島良厩舎、父サートゥルナーリア)が4コーナーで外から進出すると、直線で勢いよく抜け出して勝利した。2着には2馬身差で1番人気のラヴァブル(坂井瑠星騎手)が入り、さらに鼻差の3着に6番人気のアイスモント(松若風馬騎手)が続いた。勝ち時計は1分51秒0(良)。2歳世代が最初となるサートゥルナーリア産駒は、これが新馬戦3頭目の勝利となった。

　和田竜二騎手は「返し馬から普段と変わりない感じでした。しっかり走れる馬なのでどんな競馬でもと思っていましたが、いいところでじっくり行けましたし、けいこ通り瞬発力あるところを見せてくれたので楽しみですね」と満足そうに振り返った。

　寺島調教師も「本数が少ないのがどうかと思っていましたが、動いていましたからね。想像を超える勝ち方でした。テンションを含めて、牝馬らしくない馬です」と笑顔だった。