デビューVを飾ったニシノルプ(左)(カメラ・荒牧 徹)
7月13日の福島5R・2歳新馬戦(芝1800メートル、10頭立て)は3番人気の
ニシノルプ(牡、美浦・武市康男厩舎、父
グレーターロンドン)が、先手を奪うとそのまま逃げ切って初陣を飾った。勝ちタイムは1分51秒7(良)。
好スタートから
スピードに乗るとハナへ。抜群の手応えのまま最後の直線で追い出されると、迫る
タキノボリを首差で退けた。津村明秀騎手は「位置は決めずに行きましたが
トップスタートを決めてくれました。切れるより長く脚を使うタイプで、いいリズムで運べました。最後に後ろが来てからも踏ん張っていました。緩いのでこれから良くなってくると思います」と話した。
武市調教師は「予定通りスタートも速かったですし練習通りの競馬でした。最後に詰められてもまた伸びていました。しっかり動けていたので距離もこれぐらいでいいのかなと思います。お母さん(
サヤカチャン)も東京の重賞(アルテミスS)で2着でしたし、秋を楽しみにできれば」と見通しを語った。