◆第60回小倉記念・G3(8月11日、中京競馬場・芝2000メートル)1週前追い切り＝8月1日、栗東トレセン

　マーメイドS・G3の10着から巻き返しを期すコスタボニータ(牝5歳、栗東・杉山佳明厩舎、父イスラボニータ)は、CWコースで力強く伸びた。

　初コンビを組む坂井瑠星騎手＝栗東・矢作芳人厩舎＝が騎乗し、オーケーサンダー(3歳未勝利)の内を1馬身追走。直線で仕掛けられるとギアを上げて加速し、6ハロン84秒8―11秒0で4馬身半先着した。杉山佳調教師は「しっかりやって時計もいつも通りですし、十分です。いい追い切りでジョッキーも感触をつかんでくれたと思います」と高く評価する。

　前走のマーメイドSは出遅れとハンデ差が響き、不完全燃焼に終わった。杉山佳師は「もともと前々で競馬をする馬。開幕週の中京、ジョッキー含めて合うんじゃないかということでこのレースを選択しました」と自信をのぞかせた。