英国を代表する名トレーナー、マイケル・スタウト師(78)が今年いっぱいで引退する意向をスタッフに伝えたと10日、レーシングポスト紙が報じた。1945年10月22日生まれ、カリブ海の島国バルバドス出身。当時19歳だった65年に渡英し、馬の世界へ。72年に調教師免許を取得し、厩舎を開業するとシャーガー、オペラハウス、コンデュイット、ハービンジャー、ワークフォースなど数多くの名馬を手がけた。

　英ダービー6勝、キングジョージ6世＆クイーンエリザベスS6勝、英リーディングに10度輝き、王室から「サー」の称号を授与されている。日本遠征の経験もあり、96年シングスピール、97年ピルサドスキーでジャパンCを連覇した。