キーンランドCを制したサトノレーヴ(今年8月撮影、ユーザー提供:ほてらみさん)
重賞2連勝中の
サトノレーヴ(牡5、美浦・堀宣行厩舎)が、スプリンターズステークス(3歳上・GI・芝1200m)でGI初挑戦初制覇を狙う。
サトノレーヴは父
ロードカナロア、母チリエージェ、母の父サクラバクシンオーの血統。半兄の
ハクサンムーンは12年の京阪杯、13年のアイビスSDと
セントウルSの重賞3勝を挙げた快足馬。GIでは13年のスプリンターズS、15年の高松宮記念で2着に健闘したものの、戴冠には届かなかった。
ここまで9戦7勝。長期休養で出世は遅れたが、底は見せていない。約10カ月ぶりの実戦、かつ重賞初挑戦だった4走前の阪急杯で0秒4差の4着に健闘。続く春雷Sでオープン初勝利を挙げた。これで勢いに乗ると、函館スプリントS、キーンランドCと重賞を2連勝。サ
マースプリントシリーズを制するとともに、スプリンターズSの有力候補に名乗りを上げた。
里見治オーナーにとっては17年の宝塚記念の
サトノクラウン以来、7年ぶりのJRA・GI制覇がかかる一戦。サ
マースプリントシリーズ覇者のスプリンターズS制覇は珍しく、これまでに19年の
タワーオブロンドンの1頭しかいないが、そんなジンクスも覆してくれることを期待したい。