10月22日(火)に北海道苫小牧市のノーザンホースパークにて「ノーザンファーム ミックスセール2024」が開催される。19年から行われていた繁殖牝馬セールに、一昨年から当歳セッションを加え、日本初の混合型セリ市となっている。
これまでのセールを振り返ると、逸材や掘り出し物が多く潜んでいたことが分かる。一昨年の当歳セッションでは今年の函館2歳Sを制したサトノカルナバルが8400万円(税抜、以下同)でハンマー。また、一昨年の繁殖牝馬セッションでは、ドゥレッツァの母であるモアザンセイクリッド(ブリックスアンドモルタル受胎)が850万円で落札された。他にもコスモキュランダやスウィープフィートの母が、このセールで取引されている。ノーザンファームやレイクヴィラファームの良血牝馬が多く上場されるとあって、国内外のバイヤーが熱い視線を送る。
今年の当歳セッションにはセレクトセールで億超えを連発したコントレイル産駒や、現2歳のファーストクロップが絶好調のサートゥルナーリア産駒など、バラエティーに富んだ馬がラインナップされている。上場番号7番・ドリームローパーの2024(牡)は父が名種牡馬のキングマン(Kingman)なら、母はフランスでG1を2勝している活躍馬。本馬が初仔となるが、リザーブ価格の8000万円からどこまで競り上がるか。他にもドウデュースやジャスティンミラノの半弟の高額取引が予想される。
昨年までのミックスセールでは1億円の大台が出ていない。しかし、今夏に北海道で行われたセールの高騰ぶりから、今年こそはミックスセール史上初となるミリオンホースの誕生が期待できそうだ。