歴史的名種牡馬・サドラーズウェルズが種牡馬引退

2008年05月13日 13:00

 アイルランドのクールモアスタッドに繋養されているサドラーズウェルズ Sadler's Wells(牡27)が、生殖能力低下のため種牡馬を引退することがわかった。今後は同場で余生を送る予定。

 サドラーズウェルズは、父Northern Dancer、母Fairy Bridge(その父Bold Reason)という血統の米国産馬。全弟にフェアリーキング Fairy King、叔父にヌレイエフ Nureyev、従弟にジェイドロバリー(いずれも種牡馬)がいる。

 現役時代は84年愛2000ギニー(愛G1)、愛チャンピオンS、エクリプスS(英G1)などを制し、85年からクールモアスタッドで種牡馬入り。これまでに史上初となる14度の英愛リーディングサイアーに輝くなど、欧州各国のチャンピオンサイアーとして活躍した。

 主な産駒にはガリレオ Galileo(愛ダービー-愛G1、英ダービー-英G1、キングジョージ-英G1)、モンジュー Montjeu(愛ダービー、仏ダービー-仏G1、凱旋門賞-仏G1)、ハイチャパラル High Chaparral(英ダービー、愛ダービー、BCターフ-米G1・2回)などがおり、産駒の通算G1勝利数は71に上る。また、母の父としてもヘヴンリーロマンス、エルコンドルパサー、フサイチコンコルド、シーザリオなどを輩出している。

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