G1未勝利でも断然の1番人気 Z.パートン騎手が語る注目馬の強さ「過去2走と同じなら全く問題ない」

2024年12月06日 11:45

カーインライジングについて語るZ.パートン騎手(C)netkeiba

 日本からルガル(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)、トウシンマカオ(牡5、美浦・高柳瑞樹厩舎)、サトノレーヴ(牡5、美浦・堀宣行厩舎)の3頭が出走する香港スプリント(3歳上・香G1・芝1200m)において、地元香港でかなりの注目を集めている馬がいる。それがカーインライジング(Ka Ying Rising、セ4、香・D.ヘイズ厩舎)。G1未勝利ながら、主要ブックメーカーでは並みいる強豪を抑えて断然の1番人気となっている。そんなカーインライジングはどんな馬なのか。主戦を務めるZ.パートン騎手に聞いてみた。

 カーインライジングはここまで10戦8勝。勝てなかったレースもともに2着とオール連対をマークしている。重賞は3戦3勝で、前走のG2ジョッキークラブスプリントでは、パートン騎手がゴール前から勝利を確信する圧巻のパフォーマンスを見せた。

 早速パートン騎手にどんな馬かを聞いてみると、「とても速い馬だよ(笑)」と白い歯を覗かせる。「以前はチャカチャカするところもあったけど、すごく一生懸命な馬。だんだん落ち着いて、仕事を分かってきてからはパドックもゲートも落ち着いているし、最後の伸びもすごく良くなった。非常に良い馬になりました」とポテンシャルだけでなく成長も実感しているという。

 続けて、「ラッキースワイネスのようなゲートが遅い馬だったり、これまでいろいろな馬に乗ってきたけど、そのなかでもすごく出来上がった馬。とても乗りやすいと感じているよ」と昨年の香港スプリント覇者と比較してもそん色はないという。語る言葉の端々からスケールの大きさを感じさせた。

「とても自信がある。彼が仕事をする必要があるけどね。ただ、過去2走と同じ走りをしてくれれば全く問題ないよ」と最後までブレないパートン騎手。地元香港の名手にそこまで言わせる注目馬は、初のG1でどんな走りを見せてくれるのか。

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