５、６日の中山、中京で３歳新馬戦が６レース行われ、日曜中山６Ｒ（芝２０００ｍ）ではキタサンブラック産駒のノクターンが１番人気に応えてＶ発進を決めた。品のある馬体、ゴール前で２馬身突き放した内容は奥深さを感じさせるもの。コンビを組んだ横山武も「素晴らしい馬が素晴らしい勝ち方」と称賛した。

先週の新馬勝ち馬評価一覧

ノクターン（牝、父キタサンブラック、美浦・木村）

日曜中山６Ｒ・芝２０００ｍ、横山武「素晴らしい馬が素晴らしい勝ち方をしてくれました。担当の方からは緩いと聞いていて、エンジンの掛かりが遅いところがありましたが、直線に入ったらいい脚を使ってくれました。能力は高いですし、先々がとても楽しみです」（レース評価Ａ、将来性★★★★）

ジーティーアダマン（牡、父ルーラーシップ、栗東・上村）

日曜中京５Ｒ・芝２０００ｍ、松山「枠もスタートも良く、ハナに行く形でしたが、物見しながらでも最後はよく伸びてくれて強い競馬をしてくれました。調教段階では緩さがあって使いつつかなと思っていましたが、返し馬で芝の走りがすごく良かったです。初戦から力を出してくれましたが、まだまだ良くなってくる馬だと思います」（Ｂ、★★★★）

ソルナシエンテ（牡、父ニューイヤーズデイ、栗東・藤岡）

日曜中京４Ｒ・ダート１８００ｍ、高杉「いい状態に仕上げてもらいました。精神的に幼いところはあるけど、大きな課題はないので、この後も順調にいってくれれば」（Ｂ、★★★）

ストレイトトーカー（牡、父ファインニードル、美浦・岩戸）

月曜中山５Ｒ・芝１６００ｍ、大野「攻め馬から動きは良かった。除外続きだったことを心配していたのですが、厩舎がうまく調整してくれましたね。まだ良くなりそうです」（Ｂ、★★★）

フィリップバローズ（牡、父ロジャーバローズ、美浦・森一）

月曜中京３Ｒ・ダート１４００ｍ、松山「返し馬から気が良過ぎるぐらいだったので、最後入れで外枠も良かった。スタート良く、ハナに行く競馬。外に張ったり、まだ子どもっぽいところを見せて集中してないところはあるのですが、押し切ってくれて強い競馬をしてくれたと思います」（Ｂ、★★★）

タマモトリノ（牡、父ルヴァンスレーヴ、美浦・辻）

日曜中山３Ｒ・ダート１８００ｍ、大野「調教はズブさを見せていたので半信半疑だったのですが、競馬に行った方が良かったですね。スムーズなレースができて、直線入り口では勝てそうな手応えでした。直線もしっかり反応してくれました」（Ｃ、★★★）

（レース評価は馬サブロースタッフによるＳ、Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄの５段階。将来性評価は★５が最高）