巻き返しへ本来の調子を取り戻してきたオメガギネス(左)
「プロキオンS・G2」(26日、中京)
実力馬が本来のシャープさを取り戻した。みやこS10着からの反撃を狙う
オメガギネスは23日、美浦Wで併せ馬。杉原(レースは松山)を背に、
オメガキャプテン(5歳3勝クラス)を追走すると、内に進路を取った直線で鋭く伸びて併入でフィニッシュした。6F85秒9-37秒8-11秒4の時計に、鞍上は「前走時は
バランスが悪い感じがあったけど、今回は体が
フィットしていますね」と出来に太鼓判を押した。
大和田師も「反応も良く、いい動きをしてくれた」と満足げな表情を浮かべる。前走は間隔を詰めたことで、走る方に気持ちが乗らなかったという。「しっかり休ませて、今まで好走していた時と同じスケジュールで調教をこなせている。前回の内容を考えると不安はあるが、調整過程はいいので巻き返しができれば」と力を込めた。
2走前の
シリウスS2着以来の中京参戦。指揮官は「あの時は59キロだったし、1900メートルも(適性より)100メートル長かった。今回の1800メートルは守備範囲。57キロになるのもいい」と目を光らせる。フェブラリーS(2月23日・東京)など大レースが控えているが、「次は考えていない。まずは目の前の課題をクリアすることが先決」と重賞タイトル初奪取をにらんだ。