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NARグランプリ創設から35年 これまでに表彰された人馬は

2025年02月03日 08:30

4度の年度代表馬に選ばれたフリオーソ(撮影:高橋正和)

 きょう2月3日、都内で「2024年度NARグランプリ」の表彰式が開催される。川崎記念を制して年度代表馬に選ばれたライトウォーリアの関係者をはじめ、地方競馬で顕著な成績を残した人馬が集い、華々しく式典が行われる。

 NARグランプリは優秀な成績を収めた地方競馬の人馬や、発展に功績のあった人馬を顕彰するため1990年に創設され、翌年2月に第1回の表彰式典が開催された。以降、関係者の目標になるとともに、全国のファンなどに素晴らしい人馬を紹介する機会となっている。優秀馬は、理事長が指名した有識者など14人で構成する選定委員会による協議、投票を経て決定。選定経過、投票数はNAR地方競馬全国協会のホームページで確認ができる。

 90年に記念すべき第1回年度代表馬に選ばれたのは、大井所属のダイコウガルダン。東京大賞典やグランドチャンピオン2000など重賞4勝の実績が評価された。その後もアブクマポーロやメイセイオペラ、コスモバルクやアジュディミツオーなど、全国区で活躍した名馬が選出。また、94年にはトチノミネフジ、96年はケイエスヨシゼンと、アングロアラブが頂点に立ったこともある。最多受賞は07年、08年、10年、11年と4度も年度代表馬になったフリオーソ。最年少記録は09年ラブミーチャンと13年ハッピースプリントの2歳となっている。

 人物に目をやると、創設から13回連続で石崎隆之騎手が最優秀騎手賞を受賞。調教師では船橋の川島正行師が9度の最優秀調教師賞に選ばれた。創設から長らく最優秀騎手/最優秀調教師の2部門だったが、09年からはそれぞれ勝利回数、収得賞金、勝率の3部門に細分化。以降も川島正師は最優秀賞金収得賞に4度も輝いた。同師は14年9月に亡くなったが、数々の素晴らしい功績を讃え、同年度のNARグランプリでは特別賞を受賞した。

 NARグランプリには地方競馬の歴史あり。これまでの35年間で多くの素晴らしい人馬が表彰されてきた。今年の式典の模様はNAR地方競馬全国協会の公式YouTubeチャンネルで生配信予定。数々の功績を挙げ、レースを盛り上げてきた人馬に拍手を送りたい。

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