「京都記念・G2」(16日、京都)
昨年の牝馬2冠で、最優秀3歳牝馬に輝いた
チェルヴィニアが今年初戦を迎える。1月半ばから美浦で乗り込みを再開。4歳シーズンの滑り出しに選んだのは、伝統のG2戦。ひと回り成長した姿をファンに届けるのに、十分見合った舞台だ。
太田助手は自信を見せる。「背丈も伸びたし、体のボリューム感もアップ。今は515キロあるけれど、調教で重たく感じるわけではないから、やはり成長分があるんだね」。大きく羽ばたいていくシーズンをくっきりイメージできているようだ。
帰厩当初から攻め馬の動きはダイナ
ミックだ。5日には美浦Wで
ニュージーズ(4歳3勝クラス)と併せて併入。動きが柔らかだった。「輸送も控えているし、これからも優しい調教をするつもりはないから大丈夫。大きく動かした時のリアクションは望むものが返ってきている」と同助手は胸を張る。
地力そのものはやはりレベルが高い。
ジャパンCの4着は、内容的に陣営の期待を上回るものだった。「スローからのヨーイドン。走り切れていない展開で、4着に来たのには正直なところ驚いています。結果に関しては悔しいですが、やはり地力は上がっています」と手応えはあった。飛躍する4歳シーズンを確信するため、淀へ向かう。