8〜10日の東京、京都、小倉で3歳新馬戦が計6レース行われ、日曜京都5R(芝1600m)では
ルージュソリテールが好位追走から楽々と抜け出して勝利を挙げた。勝ち時計の1分37秒1は水準レベルだが、ラスト2Fを12秒0→11秒3の加速ラップでまとめた点に素材の良さ、余力十分のV内容が見て取れる。近親馬の傾向からもマイル戦線での出世が期待できそうだ。
先週の新馬勝ち馬評価一覧
ルージュソリテール(牝、父
ロードカナロア、栗東・藤原)
日曜京都5R・芝1600m、西村淳「スタートは良かったですし、遅いペースでも我慢できました。この馬の関係者がしっかりとつくってくれていましたし、強い内容だったと思います」(レース評価B、将来性★★★★)
レディネス(牡、父
スワーヴリチャード、栗東・昆)
土曜東京5R・芝1800m、昆師「道中は後ろになり過ぎて届くかなという思いはあったが、この馬のいいところは並びかけに行くとどんどん
スピードが上がっていくところ。これからポジションを取れるようになり、瞬時に動けるようになれば、まだまだ良くなると思います」(C、★★★★)
コーチェラバレー(牡、父
キズナ、栗東・安田)
日曜小倉5R・芝2000m、斎藤「スタートで怖がる部分であったり課題はありますが、そのなかでも全体的に上手に競馬をしてくれました。最後もしっかり脚を使ってくれたし、一頭になってもフワフワすることなく、真面目に走れたのはいいことかと思います」(B、★★★)
シュヴァルム(牝、父
ルヴァンスレーヴ、美浦・尾関)
日曜東京4R・ダート1400m、丸田「気のいいタイプで、初戦からセンスのいい競馬をしてくれました。距離はこれぐらいで良さそうですが、気が良過ぎるので、使ってどう変わるかですね」(C、★★★)
メランジェ(牝、父
スワーヴリチャード、美浦・田中剛)
日曜東京5R・芝1600m、菅原明「スタートは踏ん張れずに頭を上げる形で出てしまいました。軽い走りで切れそうな印象がありましたし、人気馬を見ながら運びました。思った通り最後はいい脚を使ってくれました」(C、★★★)
ポイントネモ(牡、父
アメリカンペイトリオット、栗東・大久保)
月曜京都4R・ダート1800m、坂井「ケイコ通りでした。追い切りからいい動きをしていましたし、ゲートセンスも良く、道中も余裕がありました。先が楽しみな馬です」(C、★★★)
(レース評価は馬サブロースタッフによるS、A、B、C、Dの5段階。将来性評価は★5が最高)