現地時間6日、英・エプソム競馬場で行われたコロネーションC(4歳上、英G1・芝12f10y)は、J.ムルタ騎手騎乗の2番人気ソルジャーオブフォーチュン Soldier of Fortune(牡4、愛・A.オブライエン厩舎)が、道中は中団の前目を追走。直線で早めに抜け出すとユームザイン Youmzainの追撃を3/4馬身差抑えて優勝した。勝ちタイムは2分36秒83(良)。さらに1.1/2馬身差の3着にマッカーサー Macarthurが入り、1番人気のゲッタウェイ Getawayは5着に敗れた。
勝ったソルジャーオブフォーチュンは父Galileo、母が01年ブランドフォードS(愛G3)2着のAffianced(その父Erins Isle)という血統の愛国産馬。全兄に06年メルドS(愛G3)を勝ったヘリオスタティック Heliostatic、叔父にショロコフ Sholokhov(伊グランクリテリウム-伊G1)がいる。
06年10月にデビューし、2戦目で初勝利を挙げると、続くクリテリウムドサンクルー(仏G1)で2着と好走。翌年はノアイユ賞(仏G2)、チェスターヴァーズ(英G3)を連勝。英ダービー(英G1)は5着に敗れるも、愛ダービー(愛G1)を9馬身差で圧勝した。その後はニエル賞(仏G2)を勝ち、凱旋門賞(仏G1)は5着。今回はそれ以来、約8か月ぶりのレースだった。通算成績10戦6勝(重賞5勝)。