中山記念に出走予定のソウルラッシュ(撮影:井内利彰)
3月2日(日)に中山競馬場、芝1800mで行われる中山記念。ここに出走を予定しているソウルラッシュ(栗東・池江泰寿厩舎)が今朝20日、レースに向けた1週前追い切りを行っている。
木曜日ということもあり、CWの2回目のハロー掛けの時間帯は馬もまばら。ハローが終了した直後の馬場へスヴァルナとともに、蹄跡のないウッドチップへ入場。スヴァルナを追走して、すごくゆったりと、気分よく走り出した。
向正面でもリラックスした走りには見えるが、実際のラップはそれなりに速い。どこかの場面でラップが速くなるというよりも、自然とラップが締まっていって、最後の直線に向くところではスピード十分といった感じ。スヴァルナも止まりそうな脚色ではなかったが、これを内から楽々と追い抜いていく。
最後は大差の先着でフィニッシュ。その時計は6F80.6〜5F65.8〜4F51.1〜3F36.0〜2F22.2〜1F10.7秒。いくら走りやすい馬場状態だったとはいえ、この日唯一のCWラスト1F10秒台をマークしているのだから、単純に高い評価をすべき。香港遠征以来のレースとなるが、調教内容は万全だろう。
(取材・文:井内利彰)