オープン入りを目指すエゾダイモン(24年9月撮影、ユーザー提供:藤田ことねさん)
「ウマ娘」の藤田晋オーナーが所有するエゾダイモン(牡5、栗東・武幸四郎厩舎)が、日曜小倉11Rの関門橋ステークス(4歳上・3勝クラス・芝2000m)でオープン入りを狙う。
エゾダイモンは父ハーツクライ、母メジロツボネ、母の父スウェプトオーヴァーボードの血統。半兄のグローリーヴェイズは19年と21年の香港ヴァーズを制するなど、重賞4勝を挙げた名馬。そして曾祖母のメジロラモーヌは86年に史上初めて牝馬三冠を制した歴史的名牝だ。21年のセレクトセール1歳では1億6500万円(税抜)の高値となった。
ここまで13戦3勝。未勝利を勝った後は足踏みが続いたが、昨年3月にようやく1勝クラスを卒業。前々走の2024WASJ第4戦ではモレイラマジックがさく裂し、嬉しい3勝目を手にしている。続く前走のレインボーSは9着に敗れたが、展開と馬場が不向きだったので致し方なし。条件が噛み合えば、このクラスでも勝ち負けになるはずだ。
最終週を迎えた小倉の芝は、外差しが決まりやすくなっている。したがって条件は文句なし。関東の若手のホープ・佐々木大輔騎手との初コンビで、待ちに待ったオープン入りといきたい。