今週末の競馬で勇退する村山明調教師（５３）＝栗東＝が２日、管理馬の出走した阪神競馬７Ｒのレース後に関係者から花束を贈呈された。村山師は「調教師になれて本当に幸せでした。いいオーナー、いいスタッフ、いいジョッキーに恵まれましたし、牧場の方にもご支援をいただけた」と感謝の思いを口にした。

　１４、１５年フェブラリーＳを連覇したコパノリッキーの馬主で親交の深い小林祥晃オーナーも駆け付け、「サプライズでコパさんが来てくれた。体調が優れないなかで来ていただけて涙が出そうでした」と村山師は感慨深げ。「これからは一歩引いた立場で競馬を応援したいです。ファンの方々には競馬のスリル、興奮をこれからも味わってほしいですね」と穏やかに語った。