金杯勝ち馬エイシンテネシーが死亡

2008年06月14日 16:00

 94年の金杯・西(GIII)を制した{horse=1989108577:エイシンテネシー}(牝19)が5日、放牧中の事故のため死亡していたことがわかった。

 同馬は、父Vice Regent、母Castle Royale(その父Slady Castle)という血統の米国産馬。91年11月に栗東・坂口正則厩舎からデビューし、4戦目の未勝利(中京・芝2000m)で9馬身差をつけて初勝利を挙げた。外国産馬だったために当時クラシックへの出走権はなかったが、その後も芝の中長距離戦で勝ち星を積み重ね、92年ウェルカムS(1500万下)を勝ちオープン入り。93年金杯・西2着、京都記念(GII)2着と重賞でも牡馬相手に堅実な走りを続け、94年金杯・西では、9番人気ながらマーベラスクラウンやネーハイシーザーといった後のGIホースを相手に豪快な差し切り勝ちを決めて重賞初制覇を飾った。通算成績34戦5勝(うち海外1戦0勝、重賞1勝)。

 現役引退後は日本で3頭の産駒を残した後、99年に渡米。ケンタッキー州のウインチェスターファームに繋養され、阪神スプリングJ(JGII)3着のエイシンペキン(牡7、栗東・坂口正則厩舎、父Affirmed)など、06年12月に帰国するまで産駒を日本に送り続けていた。昨年はディープインパクトを配合。3月12日に同馬の牝馬を出産したばかりだった。なお、今年の2歳にはMr.Greeleyの牡馬がいる。

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