弥生賞に出走予定のヴィンセンシオ(撮影:小金井邦祥)
2戦ともに辛勝だが、渋太さを発揮して連勝中のヴィンセンシオが3連勝で皐月賞に駒を進める。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■3/9(日) 弥生賞ディープインパクト記念(3歳・GII・中山芝2000m)
初戦が先行して一旦は2着馬に前に出られたがゴール寸前で差し返す根性。2戦目は直線で競り合いを制したヴィンセンシオ(牡3、美浦・森一誠厩舎)。連勝だが、ともに着差以上の強さで、前走の3着馬は共同通信杯で3着のリトルジャイアンツだから高レベルと言っていい。重賞で相手強化も、その強い競馬をした同じ舞台なら主力視が妥当だ。鞍上はC.ルメール騎手。
3戦2勝のジュタ(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)。唯一の敗戦は2走前のGI・ホープフルSだが、多頭数の外枠だったことを考えれば4着なら健闘の部類だろう。前走の若駒Sでは内から鋭く伸びての差し切り勝ち。こちらもポテンシャルは高く好勝負は必至。鞍上は坂井瑠星騎手。
その他、距離延長がプラスに出そうな朝日杯FSの2着馬ミュージアムマイル(牡3、栗東・高柳大輔厩舎)、中山向きの脚質ナグルファル(牡3、栗東・杉山晴紀厩舎)、大味な競馬ながらGIで好走したファウストラーゼン(牡3、栗東・西村真幸厩舎)、重賞で健闘しているクラウディアイ(牡3、栗東・橋口慎介厩舎)、機動力が売りのアスクシュタイン(牡3、栗東・藤原英昭厩舎)などが3歳クラシックへ向けて顔を揃える。発走は15時45分。