ゆきやなぎ賞を目指すゲルチュタール(写真左、撮影:井内利彰)
前走京成杯は10着に敗れたゲルチュタール(栗東・杉山晴紀厩舎)。前走後は放牧に出て、2月25日にノーザンファームしがらきから栗東へ帰厩。次走はゆきやなぎ賞(3月15日・阪神芝24000m)への出走を予定しており、今朝5日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
1回目のハローが終了したCWへ坂井瑠星騎手を背に入場。ロードアルディートが先頭、これにヴェルニッツが続いて、最後方からゲルチュタール。前半はゆったりとしたラップだったが、行きたがるようなところもなく、スムーズに3頭が3コーナーから4コーナーも駆け抜けていく。
最後の直線に向いて、内から抜けようとするが、前2頭の脚色も抜群。ただ、ラスト1F標識を過ぎたところでゲルチュタールの走りが1頭目立ち、僅かながら最先着でフィニッシュとなった。
時計は6F81.5〜5F66.1〜4F51.5〜3F36.5〜2F22.3〜1F11.0秒。雨をたっぷりと含んだウッドチップ馬場だったが、ハロー直後ということもあり、ある程度速い時計が出た。なにより併せ馬でしっかり先着できたことが前走時の1週前追いとは違っていて、今回の方が状態は良さそうに感じる。
(取材・文:井内利彰)